高温水中におけるステンレス鋼すき間内の環境分析

概要

軽水炉環境に代表される300℃、80気圧付近の高温高圧水中では、構造材として使用されるステンレス鋼などに応力腐食割れが発生することが知られています。本研究では、き裂内部などの微細空間に腐食性の高い環境が形成されることに着目し、ミクロ場における腐食環境のその場測定を実施しました。測定結果を計算シミュレーションで解析することにより、腐食環境がどのように形成されどのような腐食をもたらす可能性があるか明らかにすることに成功しました。

キーワード

高温高圧水, ステンレス鋼, すき間, 電気化学

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相馬 康孝
相馬 康孝
研究副主幹

主な研究分野:軽水炉を中心とした300℃付近の高温水中におけるステンレス鋼の腐食現象の研究